WordPress ブロックテーマを作ってみよう その1
いよいよブロックテーマの作成を進めていきます。
前回まとめたブロックテーマを構成するファイルを、1つずつ作っていこうと思います。
01. テーマ作成の事前準備
まずは、開発環境にWordPress(今回は 6.8.1)をインストールしておきます。
wp-content/themes/sample-theme/
のように、新しいテーマフォルダを用意します。
02. 必要なファイルを用意する
style.css
テーマフォルダの直下にstyle.css
を作成します。
今回はtheme.json
を理解するために、最低限のファイルヘッダーのみ設定しました。
/*
Theme Name: Sample Theme
*/
templates/index.html
テーマフォルダの直下にtemplates
フォルダと、その中に空のindex.html
を作成します。
theme.json
サイト全体やブロックのスタイルを設定できる「グローバルスタイル」を使用する場合、テーマフォルダ直下にtheme.json
を作成します。
バージョン3、エディターのデフォルトコンテンツ幅に設定すると、以下のようになります。
{
"version": 3,
"settings": {
"layout": {
"contentSize": "840px",
"wideSize": "1100px"
}
}
}
function.php
CSSやJavaScriptを追加したり、カスタマイズを行う場合、テーマフォルダ直下にfunction.php
を作成します。
<?php
/**
* Sample Theme functions and definitions.
*
* @link https://developer.wordpress.org/themes/basics/theme-functions/
*
* @package Sample Theme
*/
// sample-style.cssの読み込み例
function css_custom() {
wp_enqueue_style(
'sample-style',
get_template_directory_uri().'sample-style.css',
array(),
wp_get_theme()->get( 'Version' )
);
}
add_action( 'wp_enqueue_scripts', 'css_custom' );
03. 新しいテーマに切り替える
ファイル構成
ここまでで、以下のようなブロックテーマの最小ファイル構成になっているかと思います。
- functions.php
- style.css
- templates/index.html
- theme.json
管理画面での操作
管理画面を開き、「外観」メニューの「テーマ」から、作成したテーマを選択します。
ブロックテーマとして認識されると「外観」メニュー内に「エディター」が登場します。
まだ中身を用意していないので、真っ白です。

おわりに
まっさらな状態のブロックテーマの枠組みを作成することができました。
まだ見慣れない「サイトエディター」の画面、わくわくしますね。
ここから個別テンプレートを作っていきますが、長くなりそうなので次回に持ち越したいと思います。