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2025年06月10日

コラム

配色パターンに迷わないための5つのポイント

「配色って難しい!」そう感じることはありませんか?

色は自由度が高い分、かえって迷ってしまうこともありますよね。

そんなときのために、今回は配色パターンを考えるときの5つのポイントをご紹介いたします。

1、「目的」「ターゲット」を決める

デザインは「誰に・何を」伝えたいかで、使用する色が大きく変わります。

  • 中高生の女子向け → 明るめ・かわいいパステル系
  • ビジネスマン向け → 信頼感あるネイビーやグレー
  • 子ども向け → ポップな原色でメリハリ出す

このように、色にはターゲットごとに響きやすい傾向があります。
「この色は、誰にどんな印象を与えるか?」を意識して選ぶことが、効果的な配色につながります。

2、ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの3つを決める

色の使い分けにはそれぞれに役割があります。

  • ベースカラー(背景・余白):デザイン上で最も多く使用する色
  • メインカラー(ブランディング色):デザイン上で2番めに多く使用する色
  • アクセントカラー(強調):目立たせたい部分やボタン、リンクなどポイントを絞って使用する色

まずはメインカラーを決め、次にベースカラー、最後にアクセントカラーの順番で色を決めていくのがおすすめです!

3、コントラストを高くして「見やすさ」を意識

どんなにきれいな色でも、背景とのコントラストが低いと読みづらくなってしまいます❌

文字が読みづらいだけで、ユーザーが離脱してしまう可能性もあるため注意が必要です。

良くない組み合わせ例

  • 白色背景 × 薄いグレー
  • 白色背景 × 水色
  • ピンク × グレー

見やすい組み合わせ例

  • 白 × 黒 ど定番!
  • 濃い青 × 黄色
  • 明るいベージュ × 濃い緑

コントラスト比をチェック!

WCAG(アクセシビリティガイドライン)に基づいて「背景と文字のコントラスト比が 4.5:1 以上」あるかどうかを確認します。

チェックツール

コントラストチェッカー Colorbase
テキストと背景色のカラーコードを入力するだけで、コントラスト比を自動計算してくれます。

カラーコントラストチェッカー Web ToolBox
テキストと背景色のコントラスト比の自動計算に加え、WCAG 2.0準拠の適合性も確認できます。

4、トーンを揃える

色々な色を使うのも良いですが、「明るさ」や「鮮やかさ」がバラバラだとガチャガチャして見えてしまいます。

OK:トーンを合わせる → 統一感が出る&プロっぽさを演出
NG:トーンがバラバラ → チラシ感・素人感が出る

「トーンを揃える」ということは、色の彩度と明度を統一するということになります。

同じトーン同士で配色をまとめることで、明度・彩度が近い色が集まってくるため、調和がしやすくなります。

Adobe ColorCoolorsPicular などでバランスの良い組み合わせをたくさん探せるので見てみてください!

5、まずは「1色」から始めてみる

「3色も使うのは難しそう」と感じる場合は、まずメインカラーを1色決めるだけでも大丈夫です。

そこからベースカラーとアクセントカラーを「その色に合うもの」として選べば、統一感が自然と出てきます。

難しく考えすぎず、いろんな配色パターンに触れていきましょう〜!

相性バツグン!3色配色セット

相性抜群な3色の配色セットをご紹介します。

どれも3色でまとまりがよく、少し調整すればどんなデザインにも応用が効くのでぜひ参考にしてみてください。

信頼&知的系

グレー × ブルー × ネイビー

  • グレー #F2F4F8 ベース
  • ブルー #00BCD4 アクセント
  • ネイビー #1C2A39 メイン

企業サイト、士業、教育系LP向き

堅実、冷静、クリーンな印象

ナチュラル&やさしい系

ベージュ × ブラウン × グリーン

  • ベージュ #F5F0E1 ベース
  • グリーン #4C6651 アクセント
  • ブラウン #C9A27B メイン

自然・オーガニック商品、カフェ、手作り系ブランド向き

安心感、ぬくもり、自然体な印象

フェミニン&上品系

ラベンダー × ゴールド × ピンク

  • ラベンダー #D6CDEA ベース
  • ゴールド #C9B037 アクセント
  • ピンク #E8B7C7 メイン

美容系、ブライダル、雑貨サイト向け

エレガント、可憐、やさしい高級感のある印象

モダン&クール系

ライトグレー × ライム × ブラック

  • ライトグレー #E0E0E0 ベース
  • ライム #C6FF00 アクセント
  • ブラック #333333 メイン

テック企業、ガジェット系、男性向けサービス向け

都会的、洗練、無機質+アクセントの効きが良い印象

ポップ&元気系

ホワイト × イエロー × ブルー

  • ホワイト #FFFFFF ベース
  • イエロー #FFF888 アクセント
  • ブルー #0863A5 メイン

Z世代ターゲットのLP、教育系、サマーイベント向け

元気、ポップ、爽やかな印象

最後に

同じ配色でも「どこに使うか」で印象がガラッと変わるので、用途に合うバランスがとても大事です!

使いたいトーンが決まったら、その配色で背景・見出し・アクセントの分担を明確にすると良い感じにまとまります。

迷ったら配色パターンが載っているサイトを見るのも一つの手です。

配色ツールを触ったり配色パターンを見ることにより、配色の勉強にもなるため、効率的に活用していきたいですね!

この記事を書いた人

にんじん

にんじん

未経験で入社し、日々奮闘しています。にんじんです。

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